稲生 義隆 : Ino Yoshitaka



いのう よしたか
[tegaki]稲生 義隆[/tegaki]

登録:1975年(第27期)・神奈川県弁護士会 所属
中央大学法学部法律学科 卒業


自己紹介

本周五郎は、小石川療養所という一種の施療病院を舞台にして、お上の医学の貧困を痛烈に批判し、吹きだまりのような場所に集まった庶民の悲惨な生活を通じ て、それに屈せず生きていく人間の情熱を、辛抱強く無限の愛情をもって後押ししていく医者「赤ひげ」の姿を描いています。

赤ひげは、被害を与えた加害者に対して硬軟あわせた闘いをいどみ、他方でその毒草を良薬にするのが我々の仕事だといいます。私は、1冊の小説にすぎない のですが、この赤ひげの生き方にかなり影響を受けたと思います。人々が生きていく過程でトラブルに巻き込まれたとき、その人そのものを最大限大切にするこ と。私たちの仕事の中でこれをいかすこと、これが弁護士の仕事の原点だと思ってスタートしました。今でもその気持ちは変わっていません。

わたしはこれまで、横浜弁護士会の人権擁護委員会に所属して、沖縄・神奈川の基地問題をテーマにした「基地と人権」という書籍の一部を担当し、また、ス パイ防止法という国家機密保護法をつくろうという議員の動きを阻止する運動や、そのための書籍の出版を手伝い、広島、長崎の被爆地を訪ね、3・1ビキニ デーに参加し、北富士演習場やニューヨークの街中に行ってデモを行い、神奈川県内で起きた米軍機墜落事件や横田基地公害訴訟の弁護団、上瀬谷通信基地返還 訴訟の弁護団に参加して、けっこう楽しくやってきました。

そしてこれからも、世界の中でも本当の平和を目指す平和憲法9条を守って、イラクのような悲惨な 殺し合いのない世の中になるように、そして、そんな日本を私の子供や子孫に残したいと心から思っております。

山本 周五郎 wikipedia